そろそろこの夜はどこのパーティに行こうか?どう過ごそうか?という事が話題に上って来ます。
それに併せてこの時期に現れるのが飲酒運転撲滅キャンペーン。
ここ数年取り締まりが強化なされて来てるとは言え、 ウルグアイではまだまだ飲酒運転する人が多いんですね。さらに翌日25日は祝日(no laborable)なので、稼働するタクシーも減少するため、足の確保の為に車で出掛けてついつい飲んじゃう、という事が起こり易いのです。
今年はFundación Alejandra Forlán(アレハンドラ・フォルラン財団)が飲酒運転撲滅キャンペーンを立ち上げました。
運転する場合は、血中アルコールレベル0.0でla noche de nostargiaを楽しみましょう! というメッセージです。
アレハンドラ・フォルランは17歳の時に彼氏の運転する車に乗っている時に事故に遭いました。雨のため車がスリップ、コントロールを失って、ランブラ沿いのヤシの木に激突したとの事です。この時二人ともシートベルトはしておらず、運転していた彼氏はその事故で死亡、アレハンドラは一命は取り留めたものの下半身不随となり、一生を車いすで生活する事を余儀なくされました。
自身の困難を克服するだけではなく、同じような困難を抱えている人を支援する為、また交通事故そのものを減少させるべく、財団を立ち上げて活動をしています。
彼女のインタビューでも“tocaba el cielo con las manos”(最高に幸せだった)と述べられていますが、弟ディエゴと同じ皆が憧れる金髪にクリアな青い目を持ち、モデルのオファーも来ていたという美人さん、お祖父さんもお父さんもサッカー選手だったという恵まれた家庭に生まれて、17歳という若さ、すなわち全てに恵まれていたのに、事故で人生が一転してしまったのです。
彼女の治療費は家族にかなりの負担となり、それを経済的に援助する為に、成績優秀、テニスの腕も一流でテニスプレーヤーになる可能性があった5歳年下のディエゴが、サッカーで稼ぐべくペニャロールに入団したという経緯があります。(そしてこれまでの輝かしいキャリアがある訳ですから、人生ってほんとに何があるか分かりませんよね。)
ウルグアイでは交通事故は35歳未満の若年者の死亡原因のトップです。正直、車でもバイクでも結構運転荒いんですよね。さらに道路の排水が日本のように整備されている訳ではないので水はけが悪いので、雨が降ると本当に滑り易いです。ですので、皆さん、ぜひとも安全運転でお願いします。
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